「つづりや」のアルバムに使われる素材は既製品ではなく、
代々受け継がれてきた伝統工芸の素材を使用しています。
近年、印刷技術も高度になり様々な商品が世の中にあふれていますが、
職人により一つ一つ丹精込めてつくられたオンリーワンなアルバムを
お客様にお届けすることが私たちのこだわりです。
塩瀬とは、生地の名前です。
よこ糸を太くして織った羽二重(はぶたえ)風の絹織物。
帯を染めるときによく用いられる帯用の生地です。
張りがあり締めるときっちりとしてよく締まり、
気持ちの良い帯地で着物好きな方々に好まれています。
京都府に由来する製法により京都府において生産されたふさ。
その用途は広く、祭礼や茶道、伝統芸能、日常生活の
あらゆる場面で利用され、
華やかでありながら荘厳さがあります。
アルバムに使用しているふさは明治30年からの老舗にてつくられています。
アルバムの表紙に使用している唐紙は明治35年から続く
唐紙専門の老舗から取り寄せています。
からかみは唐紙(とうし)と書きますが、その名の通り中国の唐から
奈良時代に伝わった美しい細工紙のことです。
平安時代に京の都でからかみが生産され始めると、貴族文化に浸透し、
寝殿造りの住居の襖障子にも使われ始めました。
時代が移り変わっても今もなお襖・壁紙などの室内装飾の
伝統工芸品として伝え続けられています。