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【縁起物の和柄で】結婚式アルバムのデザインに
2019年2月4日

綴りやの結婚式アルバムのデザインは、和柄をふんだんに取り入れている理由があります!
写真の「花藍」のアルバムを見ても、様々な和柄が組み合わさって出来ていることがお分かりいただけるかと思います。
今回はその訳を、和柄ひとつひとつの説明と共にご紹介していきたいと思います。

【縁起物の和柄いろいろ】

和柄といっても様々なデザインのパターンがあり全部説明しだすときりが無いので、大元の説明をしていきます。今回は「菊、亀甲、七宝、桐、波」の5種類をピックアップ!どの柄も着物や和柄アイテムでは馴染みの縁起の良い柄の代表格です。

「菊」|日本人にもっとも親しまれている文様の一つです。菊は放射線状に整っているため太陽になぞられ最上位にランクされています。中国においても漢代より大変好まれた花の一つです。不老不死、延命長寿の方薬としても利用されてきました。その名残として重陽の節句に菊を眺め、菊酒を飲む習慣が現代でも残っております。菊は、不老不死、延命長寿、無病息災、邪気払いの基本的意味がある吉祥文様です。

「亀甲」|六角形の亀甲文様はその名の通り亀の甲羅の形に由来するものです。日本では長寿吉兆の象徴「鶴亀」に結びつくため、非常に愛され・多用されている吉祥文様の一つです。亀甲文様の歴史は古く、日本では正倉院宝物裂の中に描かれていたり、西アジアでは紀元前のレリーフに見られます。亀甲文様には多くの派生文様があり、単純な六角形をつなぎ合わせた亀甲つなぎ・その六角形の中に花弁をあしらった亀甲花菱・亀甲を三つ組み合わせた毘沙門亀甲など多くの派生文様があります。

「七宝」|七宝(しっぽう)とは仏教の教典に出てくる七種の宝のことで、金,銀,瑠璃がモチーフにされているそうです。円形が永遠に連鎖し繋がるこの柄に、円満、調和、ご縁などの願いが込められた縁起の良い柄です。また人の御縁や繋がりは、七宝と同等の価値がある事を示している柄でもあります。

「桐」|古代の人々は吉祥をもたらす鳳凰が棲んでいると考えていました。室町幕府では小判などの貨幣に刻印され、これ以来皇室や室町幕府や豊臣政権など様々な政府が用いており、現在では日本国政府の紋章として用いられています平安時代の頃には、桐をモチーフにした桐文様が考案され、高貴な文様として皇室にゆかりのある者だけが使用することができました。このため、武家社会が興ると、桐の文様は武士にも重用され、自らの権威を示す文様となりました。

「波」|名前の通り、広い海がもたらす恩恵を感じさせる柄で、無限に広がる波の文様に未来永劫へと続く幸せへの願いと、人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起の良い柄です。

【二重三重に縁起がより良きものに】

この様に、日本古来から描かれ残ってきた和柄というものは、柄特有の歴史と共に様々な人たちに愛され親しまれてきました。縁起の良い柄を掛け合わせて新しい和柄を作ったりと、柄の組合せ方次第では無限にパターンが作れるという特徴があります。その無限に増えて行くというところも縁起が良いイメージがありますよね。柄ひとつとってもいろんな深い物語があって面白いですね〜

 

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